福岡の街は、私にとって魅力的とは言い難い。しかし、ちょっと車で走れば山あり海あり、温泉ありと自然の恵みに囲まれているだけで、生活はなんと豊であるなあと思う。
福岡へ行くと、大抵車で一時間くらい走った温泉へ日帰りしたり、一泊で大分方面へ行ったりする。温泉通のガイド(?)がつく為、消毒薬臭いお湯につかる、なんてことはまずありえない。
良いお湯を、手頃なお値段でいつも楽しんでくる訳であるが、今回はちょっと奮発して、平山温泉の ”一木一草” という温泉宿へ行ってきた。
偽物温泉が騒がれた後、”源泉かけ流し” 温泉へのこだわり強き我が一族。この平山温泉のトロリとしたお湯は極上のものでありました。
あれほど印象深いお湯は、草津の硫黄泉以来でしょうか。ひと頃、友人の軽井沢の別荘からよく連れていってもらったものでした。それはそれは暖まるお湯で。
さて、凝ったつくりのお部屋にはもちろん内湯&小さな露天あり、しかしやはり木漏れ日を浴びながらの外湯が最高でした
... 。
とろりとろりとまどろみながら、せめて二泊くらいはして、ゆっくりきたいものだなあと。
そんな一時の幸福を味わった後、一路東京へ戻った訳です。
しかし、温泉宿のお部屋で頂く、あの大量かついまひとついただけないお食事は、全国共通のものなのでしょうか。
もう少し、シンプルで胃腸に優しい食事にして貰えないだろうかといつも思うのは、私だけではない筈なのですが。。
2010.1.9 こらむん Tokyo ♥