2020/10

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NYへ帰ろうとする友人から  買っちゃった!ロレックスのダイヤ入り! とメールが入ったちょうどその日ー


私はクリスマス前に迷いに迷って、取り置いたバロックパールのネックレスを受け取りに、某沿線の小さなパール屋さんへ出向いていた。
年始のセールで散財してしまった後で、ちょっと懐が寒い気がするけれど、そろそろ行かなければと出かけて行った訳である。

やっぱり素敵なー 海の色を写した、薄いブルーの奇麗な真珠玉。うん、と思ったその時に、ふと目に入ったのが、同じくバロックパールの一連の大玉のネックレス。
もともと私が探していた薄いピンク色、しかもお値段が三分の一くらいであった。
その値段の差も大きく手伝い、またそのぷりぷりした可愛らしさにも惹かれ、何度か試してから、こっちに変えてもいいですか? と聞いたらー



お買い上げを必ず頂けるというお約束で、おとり置きさせて頂き、他のお客様もお断りしておりますので、それはできません!!          と、かなり憤慨した様子の、女性店員の返事。


確かに少しではあるが、内金を入れればとり置けるということだったので内金も入れ、手にするのをとても楽しみにしていた。
しかしその女性のあまりに憤った一言に、私は ”選択の自由” を奪われたと感じ、わなわなと震える程にショックを受けた。

元来引き下がる質ではない私が、何か理不尽であると思ってしまったのが、運のつき。彼女の気持ちも解らないでもないが、ちょうどそこに居合わせたオーナーらしき男性に向かい、そもそも何を探しに来店し、しかもそれが今ここにあるのに(また買わないと言っている訳でもないのに)そういった融通をきかせて貰う訳にはいかないのかと訴え、それを手にして帰った。





しかしー 何とも後味が悪く、その夜すぐに返品の連絡をした。
理由を聞かれたので、 大変後味の悪い買い物だったのでー と察してくれるのを期待しつつ、慎重に言葉を選んで答えた。


彼女の商品に対する熱意は本物で、そんな彼女であったからこそ買おうと思ったものだったし、私とそのパールとの出会いをとても喜んでくれていたので、悪いなという気持ちがない訳では全くなかった。
しかし、返品を受けるカウンターで、”申し訳ありませんでした” の一言を、例えそう思っていないにしても、客が気分を害したと言っているのだから、付け加えるのがプロの販売員というものだろう。


そうすれば私も、やはりこちらを頂けますか? と言えたのだ。
しかし、おおよそ機転がきかなそうな真っすぐな彼女は、丁重に返品の作業のみを終えた。




お店を出てから、とても悲しい思いで、やはり戻ろうかと2度引き返そうとしたがー やめた。特別な買い物をする時にはやはり、納得して気持ちよく買い物を終えたい。
しかも私が、これ以上彼女に気をつかう義理もなかろう。




さよなら、パールちゃん・・・   と悲しい思いで、別れを告げた。









2010.1.21 こらむん Tokyo 
















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